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スキャニングプローブ

1 秒あたり数百点以上のデータ取得が可能なシステム。寸法や位置だけでなく、形状の測定もできます。

スキャニングプローブは、タッチトリガープローブと同じようにポイント測定にも使用できます。

あらゆるサイズや構成の三次元測定機に合わせられるよう、幅広く用意しています。

スキャニングについて

穴のスキャニング

スキャニングは、複雑なパーツなど、あらゆる製品の輪郭や形状のデータを高速で取得する方法です。

タッチトリガープローブはポイント測定により点データを取得するだけですが、スキャニングシステムは膨大な量の面データを取得するため、測定部品の形状を明確に表現できます。このため、形状誤差が大きな要因として挙げられる場合や複雑な形状の部品検査が必要な場合には、スキャニングが最適な測定方法です。

スキャニングには、センサーの設計、機械制御およびデータ解析に対して根本的に異なるアプローチが必要になります。

レニショーのスキャニングプローブは、革新的な軽量パッシブ構造 (高い固有振動数をもつモータやロック機構を排除) を採用しており、高速スキャニングに最適です。分離型光学システムが、スタイラスの変位を直接検出するため、より高い精度とより速い動的応答を取得できます。

スキャニングシステムのデータ取得と解析の仕組み

スキャニングプローブは、変位量のデータを連続的に出力し、このデータが機械座標と合算され、面位置が算出されます。スキャニング測定では、プローブのスタイラス先端が測定物に接触し、表面に沿って移動する動きに合わせてデータが収集されます。測定中は、プローブのスタイラス変位量をプローブの測定範囲内に収める必要があります。

より良い結果を得るには、センサーと機械制御を一体で考慮すること、および取得したデータを活用可能な情報に変換する優れたフィルタリングアルゴリズムが要求されます。曲率にあわせてスキャニング速度を変えたり (平らな面では速度を上げる)、データ取得の密度を調整する (面の形状変化が大きいときはより多くデータを取得する) など、スキャニング動作を部品の輪郭に適応させることも可能です。

推奨類似製品

ここでは、スキャニングシステムを紹介していますが、REVO 5 軸スキャニングシステムも併せてご覧ください。